
2019年ロンドン交通事情:費用を抑えるコツは?
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ロンドンの交通網
ロンドンの地下鉄(通称TUBE)は1863年に営業を開始した、世界最古の地下鉄です。
日々多くの人が利用し、ロンドンナーの重要な移動手段となっています。
ロンドンの旅行の際、主な観光スポットは中心部に集まっているので、大方、地下鉄とバスを利用すれば、観光地のほとんどにアクセスすることができます!
電車、バスとも本数が多いので、時刻表を気にしなくても、次から次へと電車、バスがやってきますよ。
ロンドンの地下鉄ZONE
ロンドン内を中心から外に向かって9つのZONEに別れています。
ロンドンの地下鉄路線図には、ZONEの記載があります。
1回の乗車で、どのZONEからどのZONEに移動したかで値段が決まります。
日本と違い、運営会社ごと(日本でいう丸の内線、千代田線..ごと)に区間の値段が違う訳では無く、一律、ZONE間の移動で料金が定められています。
TUBE(ロンドン地下鉄)料金表
Zones Travelled | 1日乗車券(紙) | 1日乗車券(紙) | Oyster / Contactless Payment Card~ | Oyster / Contactless Payment Card~ |
大人 | 子供 | ピークタイム | オフピーク | |
Zone 1 | £4.90 | £2.40 | £2.40 | £2.40 |
Zone 1 & 2 | £4.90 | £2.40 | £2.90 | £2.40 |
Zone 1 To 3 | £4.90 | £2.40 | £3.30 | £2.80 |
Zone 1 To 4 | £5.90 | £2.90 | £3.90 | £2.80 |
Zone 1 To 5 | £5.90 | £2.90 | £4.70 | £3.10 |
Zone 1 To 6 | £6.00 | £3.00 | £5.10 | £3.10 |
Zone 2 To 6 | £5.90 | £2.90 | £2.80 | £1.50 |
ゾーン1から6の範囲内での旅行のためのオイスターの子供運賃(11-15歳)はピークオフで£0.75、ピークで£0.80です
Children’s fares (11-15 yrs old) on Oyster for any trip within zones 1 to 6 are £0.75 off peak, £0.80 peak |
ノーリターン運賃
†11歳未満のお子様、または11歳から15歳までのお子様は、オイスター11-15を使って無料で旅行できます。 No return fares. † Children travel free if under 11 year old or are between 11 and 15 years with an Oyster 11-15 Photocard |
ピーク運賃は、月曜から金曜の午前6時30分から9時半、および午後4時から午後7時の間に適用されます。ただし、公休日を除く。
* Peak fares apply Monday to Friday between 6.30am and 9.30am and 4pm to 7pm, except public holida |
※表1 2019年7月現在、変更される可能性がございますので、詳しくは公式HPでご確認くださいませ。
ロンドンではIC化が進んでいますので、都度購入する紙の切符より、ICカード、イギリスではオイスターカードど呼びます(日本のPASUMOやsuica)での乗車料金が安く設定されています。
日本でもICカードの乗車の方が若干安いですが、ロンドンでは、表を見ると明らかに、オイスターカードの利用時の方がお安くなっています。
ロンドン地下鉄のピークタイムとオフピーク
ロンドンの地下鉄では、ピークタイムによる乗車率軽減のため、通勤、帰社ラッシュの時間帯は、乗車料金が高く設定されています。
旅行で交通費を少しでも抑えたい場合は出発時間を、平日の9時30分以降、地下鉄移動は16時まで、帰りの乗車時間を19時以降を意識すると、ZONE1~2以上の移動の際は少しお得になります。
ただ打ち止め料金もありますし、当日のプランの変更やトラブルなどもありますので、実際にはそこまで気にしていられないのが現状ですが。。。
当然ながらピークタイムは地下鉄内が大変混見合うので、特に観光シーズンの夏は、クーラーが無い路線も多数あり、蒸し暑いので、ピークタイムの乗車は多少気合いが入ります!
せっかくなのでパブで1杯ゆっくり飲んで、ピークタイムを避けてゆっくり、19時以降に乗車しても良いかもしれません。
ロンドンの地下鉄の打ち止め料金
London地下鉄の運賃は、1日の利用額がある一定の料金に達すると、それ以上は金額が定額になるといった料金システムがあります。
旅行で利用乗車賃の計算をする際、どんなにかかったとしても、MAX額が決まっていますので、頭に入れておくと準備する交通費の計算がしやすいです。
Oyster Card の一日上限額
ピークタイム | オフピーク | バス | |
ZONE 1~2 | £7.0 | £7.0 | 全てのゾーン共通£4.50 |
ZONE 1~3 | £8.2 | £8.2 | |
ZONE 1~4 | £13.10 | £10.10 | |
ZONE 1~5 | £12.00 | £18.60 | |
ZONE 1~6 | £12.80 | £18.60 |
※表2
ZONE1-2の例えばピークタイムに使用したとしても1日7.0£以上は、オイスターカードのチャージから乗車料金が引かれないことになります。
ピークタイムに1ー2のZONEを1回移動すると£2.9
打止め料金£7.0に対して
£2.9×2回乗車=£5.8<7.0£
£2.9×3回乗車=£8.7>7.0£
1日3回乗車すれば割安になることが分かります。
トラベルカード(旅行者向けの、地下鉄、電車、バス乗り放題チケット)とオイスターカードの比較
1Dayトラベルカードというロンドンの交通機関1日乗り放題の紙の乗車券の販売もあります。
紙のみの販売です。ヒースロー空港、ビジターセンター、各駅のホーム等で購入が可能です。
1DAYトラベルカードの条件と金額を見てみましょう。
ゾーン1からゾーン4までの地下鉄、電車、バスに乗り放題で£13.10
オイスターカードとの打ち止め金額との比較です
表2から地下鉄のオイスターカード使用1~4ZONEの打止めが£13.10 (1乗車が£5.9なので3回乗車)
バスの打止めが £4.50(1回の乗車は区間関係なく£1.5なので3回乗車)
£13.10+£4.5=£17.60
このように計算してみると、ZONE1~ZONE4を電車3回、バス3回以上利用
また、ZONE1~4内のNR(ナショナルレール)での移動が入る方は
トラベルカード1日券の方がお得という事になります。
ただ主要観光スポットはZONE1−2に入っていますので、その辺りはプランにもよります。
ZONE1~ZONE2を電車3回、バス3回以上利用の金額は£11.5でオイスターカードの打ち止めの方がお得になります。
それにHopper Fare (ホッパー・フェア)の乗り継ぎ 制度もあるので。。
Hopper Fare (ホッパー・フェア)の乗り継ぎ制度とは
この制度はオイスターカードを使用して、最初のバスに乗車してから1時間以内に他のバスまたはトラムの乗り継ぎをした場合、2回目以降の運賃ははチャージされない。というもの。1時間以内であれば、バスとバスの乗換えの間に、地下鉄、DLR、Overground、Emirates Air Line, River Bus, National Railに乗車しても、乗り継いだバスの運賃はチャージされない制度。
考えるのが難しくなってきましたが、実際バス→バスの乗り継ぎは結構あって、同じバス停での乗り継ぎになるので、1時間内の乗り継ぎはチャージされないという制度はお得に感じます。
個人的な意見は、観光する時間と移動距離からして1DAYトラベルカードならオイスターカードの利用の方がメリットが多いのかなという感想です。
ちなみに…ヒースロー空港はZONE6。当日に観光する場合は、1日トラベルカードZONE1−4区間とは別に、London中心部まで交通費がかかります。
7Dayトラベルカード(旅行者向けの、地下鉄、電車、バス乗り放題チケット)とオイスターカードの比較
7日間乗り放題の乗車券もございます。
紙の乗車券は事前オンライン購入のみとなっていて、券売機での購入は不可です。
現地で発券したオイスターカードに記憶させて1週間の定期券として利用ができるのでこちらの方法を強くおすすめいたします!
- ゾーン1と2区間 £35.10
- ゾーン1と3区間 £41.20
- ゾーン1と4区間 £50.50
こちら計算してみます。
地下鉄のオイスターカード使用時1~2ZONEの打止めが£7.0(1乗車£2.4なので3回乗車)
バスの打止めが £4.50(1回の乗車は区間関係なく£1.5なので3回乗車)
£6.5+£4.5=£11.0
7日間このペースで地下鉄、バスを乗った場合
£11.0×7日間=£77.0
なので7Dayトラベルカード、£35.10(1~2区間) は結構お得ということが分かります!
※バスは区間関係なく使用できます
4日~1週間の滞在の場合、7DAYトラベルカードをオイスターカードにチャージさせることがおすすめです!
3日の場合は、
£11.0×3日間=£33.0なのでオイスターカードの打ち止め利用の方がお得。
※観光のプランによります
ZONE1-2内にある主要観光名所例
Westminster駅「ビッグベン」「ウエストミンスター寺院」
Victoria駅: 「バッキンガム宮殿」
Tower Hill駅: 「ロンドン塔」「タワー・ブリッジ」
Hyde Park Corner駅: 「ハイド・パーク&ケンジントン・ガーデンズ」
Waterloo駅: 「ロンドン・アイ」
Tottenham Court Road駅: 「大英博物館」
king cross駅「ハリーポッターで有名な駅」
Greenwich 「グリニッチ天文台」
まとめ
計算はあくまで、オイスターカードの上限額を使用した場合の比較。
つまりは、1日電車3回以上、バス3回以上(乗り継ぎに1時間以上空く)場合です。
旅行のプランや交通機関の使用頻度で、何を選べば良いのか、何がお得なのかはその人次第という結果になってしまうのですが><
ZONE4に滞在していたので往復に使用する必要がありましたので、1日バス2回、電車2回ぐらいのペースで乗車していました。
節約のために、バスでZONE2まで移動して、ZONE2から電車に乗っていましたので、だいたい1日の乗車は、電車£2.4(ZONE1-2)×2回+バス£1.5×2回で£7.8でした。
全く移動しない日もありましたが結果的には私たちの場合7日間トラベルカードを使用するのが1番お得でした。
ZONE1内の滞在で1週間あれば、全てバスや自電車、徒歩で回れる場合もあります。
ZONE2の場合は電車とバスどちらかの使用は数回あると思います。
ZONE3はバス2回電車1回は使うかな?
Londonの交通費は高いので、滞在するZONEも加味しながら、ご参考になれば幸いです。
料金の最新版は必ずイギリス公式サイトを確認してくださいね(年々上がっているため)