
ユーレイルパスでヨーロッパ鉄道旅行はお得?
今回、イギリスから始まり、ドバイで終わる3カ月の旅ですが、旅の後半パリからの移動は、ユーレイルパスを使うことにしました。
12年前、一度使ったことがあったのですが、よく覚えておらず、詳細をよく見ずに購入してしまい、驚くことも結構あるのですが、まぁまぁ、多少のトラブルも旅にはつきものですし、実際の使用感、体験、追加コストをここに記していきたいと思います。
まず、購入したパスは、グローバルパスのフレキシブルパス10日間です。
グローバルパスというのは、31か国で使えるパスで、フレキシブルパスの10日間は、2カ月の間に10日間電車に乗ることができるパスという意味です。
このパスを選んだ理由は、金額がそこそこ抑えられたというのが理由です。
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そもそもユーレイルパスって
ユーレイルパスは、ヨーロッパ中を電車で自分のペースで自由に移動できるパスです。また、電車だけでなく、フェリー等の割引も含まれており、自分が訪れたい国や国の数に合わせて、様々なパスが用意されていますので、自分の計画にあったパスを選ぶことができます。
ユーレールパスの種類と選び方
どの国を旅するかで決める3種類のユーレイルパス
グローバルパス
グローバルパスは、ヨーロッパで人気のイギリス、フランス、スペイン、イタリア等を含む、31か国の鉄道ネットワークを利用することができるとても魅力的なパスです。
特に、イギリスは、2019年01月01日からグローバルパスに追加され、ますます利用価値が高まったと思います。
5か国以上にわたって旅行したい方におススメです。
31か国:オーストリア、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イギリス、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、リトアニア、ルクセンブルク、マケドニア、モンテネグロ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ
私の場合は、7か国を移動する予定ですので、グローバルパスを購入しました。
実際に使用した国(予定も含む):フランス、スペイン、イタリア、スイス、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、フィンランド
セレクトパス
ユーレイルセレクトパスは、国境続きと認められる2カ国、3カ国、または4カ国を自由に選択することができるパスで、訪問する国によって料金が異なります。
1か国パス
1か国をじっくりと旅したい方向きのパスです。パスの料金は、国によって異なります。
フレキシブルタイプとフィクスタイプ、使用頻度で変わる2種類のタイプ
グローバルパスの中でも、フレキシブルとフィクスの2種類のタイプのパスが存在します。
フレキシブルパスは、例えば、1カ月のなかで、3日間使用できるパスのことで、1箇所に長く滞在して、パスの使用頻度は比較的少ない方向きのパスと言えます。他には、1カ月の間に、5日間、7日間、2カ月の間に、10日間、15日間使用できるパスがあります。
フィクスパスは、連続した日のすべてでパスを使用できます。例えば、15日間、22日間、1カ月間、2カ月間、3カ月間の期間のパスが購入でき、購入したパスの期間中は、いつ乗車しても大丈夫なフリーパスです。
今回、私が購入したのは、フレキシブルパスの、2カ月の間に10日使用できるパスです。1箇所に1週間程滞在する地域がいくつかございましたので、日数を決めてしまった方が、コストが抑えられると判断しました。
電車のクラスは1等か2等か
電車のクラスを1等か2等を選ぶことができます。鉄道会社によって、設備やサービスが異なりますが、基本的には、1等の方が値段が高いので、快適なサービスを体験できます。
私が購入したユーレイルパスの価格
ユーレイル2等席フレキシブルグローバルパス10日分
2名分金額:100,335円(912USD※為替レート110.016円)
ユーレイルパスは「バリデーション」が必要
ユーレールパスが、有効になるのは、バリデーションが必要です。ナショナルレイル(国鉄)の駅で、お願いすれば使用開始日のスタンプを押してくれます。パスポートと使用開始日と終了日、パスポートナンバーを記入したユーレイルパスを用意するとスムーズです。
バリデーションは、当日でなくても、大丈夫ですので、余裕があれば、前もって済ませておくと当日あたふたしなくても済みます。
また、乗車の際は、いつ乗車するのかを、乗車する前に、ボールペン等で記載する必要がございます。
ユーレイルパス乗車履歴
No | 日付 | 出発駅 | 到着駅 | 列車 | 追加料金 |
1 | 8月12日 | PARIS | HENDAYE | TGV | 40€ |
HENDAYE | Bolueta-Bilbao | バスク鉄道(私鉄) | 7.6€(※1 | ||
2 | 8月16日 | BILBAO ABA | MADRID-CH | ALVIA | 17.40€ |
MADRID-CH | MADRID-P.A | renfe(C3) | 4.4€(※2 | ||
MADRID-P.A | SEVILLA-SJ | AVE | 17.40€ | ||
3 | 8月22日 | SEVILLA-SJ | MADRID-P.A | AVE | 21.10€ |
MADRID-P.A | BCN-SANTS | AVE | 21.10€ | ||
4 | 8月26日 | BCN-SANTS | PORTBOU | MD | 0 |
PORTBOU | AVIGNON | TER | 0 |
実際にやってしまったユーレイルパス失敗事例リスト
- TGVやAVE等の高速列車の予約に追加料金がかかることを知らなかった
- Google検索で、列車のルートを決めた際に、私鉄を入れてしまったためパスが使えなかった(※1
- パスが使えるにもかかわらず、切符を買ってしまった(※2