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世界旅行と菜食料理がひとつに

10年前、インターネットの仕事をしていた時、窓から青空を眺め、
ぼんやりと料理冒険家になる、そんな夢を見ていました。

それから、時が流れ、結婚した今、そんな夢が現実になりました。

ここでは、どうして僕が菜食+料理冒険家になったのか
世界の「菜食のカフェ巡り」というマニアックなジャンルで
旅に出かけるのかという事をご紹介させていただきたいと思います。

その前に、そもそも菜食というジャンルのお料理をご存じでしょうか?

菜食って、野菜ばっかりのお料理で、生のきゅうりをまるかじるする。。。
とか野菜をたくさん使ったお料理でしょ?というイメージの方もいらっしゃるかもしれません。

お肉大好き!の人からは

なんだか味気ない。健康志向にうんざり。おしゃれぶってて嫌だ。
なんてイメージがつきまとい、嫌煙される事もあるかと思います(笑)

僕は5年前にインターネットの仕事から菜食料理の世界に飛び込みました。

当時、うまくいっていた事業が傾きはじめて、せっかくの機会なので、大好きなお料理の世界に進んでみようかと思い、菜食料理家に転身。

突然大幅な進路変更をしたその理由。。。

それは

そういえば、昔から「食べることが好きだったなぁ」と…

なんだそれ。我ながら、単純。
周りからは、バカげていると思われたに違いない。

当時家にこもってPC画面に張り付いていた僕は、
お手軽に簡単で済むものを食べていました。

コンビニのお弁当、スーパーのお惣菜
なんでも便利に手に入る環境は、僕の体を蝕んでいきました。

ある日、体がだるくてだるくて24時間ずっと寝て過ごした日がありました。

このままではまずい。
食事って美味しいだけではだめなのかもしれない…

何か悶々としていた僕。迷った時には本を読む癖があります。
それが功を奏し、ある晴れた日の朝、1冊の本に出会うことになります。

それは

「フィットフォーライフ」

という書籍でした。

僕の食に対する価値観を一気に覆したと同時に
今までの食に対する疑問点を払拭するような素晴らしい内容でした。

それは、いままでの価値観とは異なり、「生の野菜やフルーツ」に重点を置いた
いままで全く知らなかった食事法でした。

知らない世界の入り口に立った僕は、冒険の前の少年のようにワクワクしていた。
”食べて健康になって美味しい料理、、、菜食料理をもっと知りたい!”
(食べて健康になるってなんてお得なんだ!)

そんな熱い思いがグラグラと湧き上がりました。
そして、揺れる心に正直、自分自身が一番驚いていました。

目をつむって、思い返す。

夏休み、田舎に帰省して、山菜を採ったり、海に潜っては自分でサザエやアワビ、イカ、ハマグリ、魚、蟹等を捕まえたりする日々。

太陽の下で、日焼でずるむけになった肌に、光る玉の汗。
少年はつくしを見つけ、ニカッと白い歯で笑うと、泥だらけの足で急いで家に帰る。

「ばーちゃん!取ってきたよ!」

僕の声に嬉しそうなばーちゃんは、台所でお料理を始める。
さっきまで野に生えていたつくしの、食べられるところを、いっしょに集めていく。
そして、今まさにばーちゃんのシワシワの手に料理されている。

背伸びして僕の目の高さにあるガスコンロの火が余計に僕の頬を熱くした-

最高の夏休みでした。

目を開けてすぐ、僕は一旦事業を休むことにし、東京に移り、フードコーディネーターの学校とローフードの学校に通い始め教室を開講しました。

不思議なことに、びっくりするような早さでどんどん進んでいきます。
そしてどんな場面でも人に感謝され、応援されているような気がしました。

天職なのかなぁと感じたこともありました。

ローフードを入り口に菜食料理にどっぷりはまっていった僕は
日本で一番大きいVEGANレストランで料理長を勤めることになりました。

そこで、僕は実に色々な事を学ばせてもらいました。
あらゆる菜食料理のメニューに挑戦させていただいたし、
日本の菜食に対する意識的な変化なども肌で感じることができました。
(個人の仕事としても、雑誌掲載や企業様にレシピ提案など色々やらせてもらった。)

ここではもっと多くの人に貢献できたと思います。

僕の料理に感動したと厨房まで伝えにきてくれるお客様、
著名人の方も何回も足を運んでくれました。

何より、菜食の料理は、卵や牛乳のアレルギーのお子さんにも
役に立つことを知って、世の中のお役に立ててるのかなぁと感じてましたし、

菜食のお料理が多くの方に受け入られやすかったととても感じます。

後、菜食はヨーロッパやアメリカでは当たり前になってきていることを受けて
お客様、スタッフのまでがかなりグローバルでした。

実は僕も始めに菜食に出会ったのは、留学先のイギリスのホームステイさせていただいてた時、お世話になったベジタリアンレストランでのお食事。

野菜だけでこんなに美味しいんだ!と感動しました。

また、実は、義弟がベジタリアンのインド人でして、インド家庭料理を2週間泊りがけで学ばせていただきました。

あまり好みでなかったキャベツですが、サブジにすると美味しかった事にビックリしました!

僕の菜食料理は、比較的に海外の方に評価されるということもよくわかりました。
彼らの話しを聞くうちに、僕のもう一つの夢を叶える時期が近づいている事を感じていました。

美食の国日本では世界中のお料理が振舞われています。
レストランでも、食卓でも。

けど、まだ日本では「菜食料理」について世界の情報が集まっていないと思います。

話しには聞くけれど、実際はどんな味だろう?
各国の菜食文化は日常にどのように溶け込んでいるのだろう?

そう思うと、僕の探究心は止まりませんでした。
そしてとうとう、その夢が現実になりました。

少年の時のあのワクワクを胸に
10年前からぼんやりとイメージしてきた料理冒険家。
僕は菜食+料理冒険家として、世界一周旅行に旅立つ決意をしました。

ANAマイルとAirbnbを使って、自由に世界のベジカフェを巡る旅行記です。世界各国の気になるベジタリアンやヴィーガンのお料理をご紹介。私たちと一緒に旅を楽しんでいただければとても嬉しいです:)

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